夜中の書き物は
なんとやら
昨日は
焦燥感に追われて
ネガティブなことを
書きすぎてしまった
それでは
今日は
ポジティブに
何か書いてみよう
そう言った所で
特に思い当たらない
それが人間なのだと
改めて、思う
幸せというのは
どこかにあるような
ものではなくて
そう感じる 「心」 が
描いて見せるもの
だから願う
日々ひたすら願う
幸せをください、と。
Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私
夜中の書き物は
なんとやら
昨日は
焦燥感に追われて
ネガティブなことを
書きすぎてしまった
それでは
今日は
ポジティブに
何か書いてみよう
そう言った所で
特に思い当たらない
それが人間なのだと
改めて、思う
幸せというのは
どこかにあるような
ものではなくて
そう感じる 「心」 が
描いて見せるもの
だから願う
日々ひたすら願う
幸せをください、と。
窓の薄明かりに
ぼんやりと
コントラストを描く
見慣れた天井を
眠れないまま
見上げていると
色々な疑問と
微かな不安が
僕に降ってくる
気軽に誘って
談笑する相手もなく
僕を必要とする人は
日々、遠のき
自分が
不要なものへと変わる
ネットで話す
たくさんの優しい人々も
僕の元を離れていくのは
時間の問題だと
根拠もなく、憂う
父が余生に入る頃
きっと彼は
家族も孫もある
弟を一番に支援し
或いは
頼ることだろう
もし
食べていけなくなったら
覚悟を決めて
家を旅立とう
そんな焦りと
生ぬるい
柔らかな覚悟は
日々、深まるばかり
空虚感と焦燥
今回のウツは相当
深くまで落ちたな。
街灯の光よりも
たくさんの
LED が明るい
この部屋で
朝を待つだけの僕は
話すことで
食べることで
鼻歌を
噛み殺すことで
どれくらいの時間を
過去にしただろう
未来なら
どんなときも
この掌の中にあると
余裕な振りで
大げさに笑っては
秒針の音に
怯える日々
今日もついに
生き延びたんだ、と
自分に低く
言い聞かせながら
ココロを壊すもの
雑に掻き消して
汚れていくだけ
汚されていくだけ
たとえばそんな
毎日の中で
穏やかに笑うときは
豊かに生きていた
懐かしい日の僕が
いまの僕に重なる
柔らかく巡る
冬の朝と同じように。
音のない深夜
特にきっかけもなく
母を思い出す
どうしてだろう
息をひきとる前
母が闘病したのは
ほんの数年間で
僕と過ごした時間は
それよりも
ずっと長いはずなのに
頭に浮かぶ母は
晩年の面影ばかり
ぼんやりとした目で
僕を見ては笑う
動かない手で
ピースサインをしてみせる
そんな母ばかり
そんな母の日常を
思い出していると
「呼吸が苦しいから」 と
入院を決めた母は
あの冬の日
「旅立つ覚悟」 を
決めたのではないか
そんな風にさえ
思えてきて仕方がない
自らが息絶える
その前日まで
ニヤニヤと
口元に笑いを浮かべ
お茶の飲ませ方が
下手だと文句を言う
あんな平凡な
日常の空気の中で
僕もいつか
死んでいきたい
しあわせだったよ、と
その場にいる人に
笑みを見せながら
立派に生きている人は
たくさんいるけれど
立派に死んでいく人は
きっと
少ないだろうから
もう少ししたら
また、冬が巡る
別れの季節は
哀しみも深いけれど
冬が待ち遠しい。
時間に追われて
日の暮れかかる中
ファーストフードまで
少し走った
学校帰りの
高校生を見かけ
仕事に慣れない
若い店員を見かけ
その場にいるだけで
自分の過去の
あらゆる時代に
時間と記憶が
流れ込んでは消えた
たくさんの世代の
たくさんの人が
何らかの目的を持ち
毎日を生きている
そんな中
生存して
毎日を楽しむことだけに
必死で生きている僕は
これから
どこへ向かって
進むのだろう
状態として
「生きている」 ことと
自分の意志で
「生きる」 ことは、違う
身に染みるほどに
焦る気持ちを
僕は
氷と一緒に
噛み砕いた
「大丈夫、なんとかなる」
いつもの口癖が
今日もまた
空回りした。
ずっと昔
新しい景色を
ひたすら追いかけて
帰れないくらい
遠い町まで
自転車で出かけた
幼い僕がいた
お腹が減っていて
通った道も分からず
それでも
生まれて初めて
この景色を見ている
そう思うだけで
家に帰れないことなど
問題にならないほど
満足していた
オトナになった今
あの頃の気持ちを
僕はどうすれば
取り戻せるのだろう
今日が
最高の日であるように
いつだって
それを目標にして
毎日を進んでいる
けれど
まだ何かが足りない
あの頃の感動を
もう一度
この心に、欲しい。
日ごと募っていく
自己嫌悪と
自分を蝕む卑屈さに
病状の悪さを感じる
日曜の午後
窓の外からは
中学校の楽器に
サイレンと、遠く車の音
それから
西日の射す
窓を開け放した
この部屋の中には
僕、ひとり
年を追うごとに
刹那的に 「今」 を求め
夢、恋、未来
何もかもが
ガラスケースに並んだ
商品のように
「どうでもいいもの」 として
僕の目の前を
流れ去っていく日常
ただ、ひとつだけ
心を掴んで離さない
強い感情だけが残った
「淋しい」
それは、紛うことなく
僕もまた
ただの、一人の
人間であるという証。
生暖かい風が
いつの間にか冷たくなり
朝の冷え込みが
一段と激しくなって
道を歩く人たちが
軽い上着を
羽織るようになった
学生たちは冬服
いよいよ
僕の好きな冬が来る
今年は
自然災害の多い年で
自然の持つ
荒々しい力強さを
これでもかというほど
体感してきた
けれど、僕は
音も無く静かに
透き通る雪を降らせる
静謐な自然も
このセカイにはあると
よく知っている
降り積もった雪に
一歩を踏み出すとき
僕は、希望を踏む
毎年、毎年
いつの日か僕が
本当のしあわせに
包まれる日まで。
偽善というのが
何らかの
利己心によるものならば
偽悪というのは
必要に迫られて
演じなければ
いけなくなるものだと
それとなく感じた
圧倒的多数の
人々から見て
「感じが悪い」 と
評価されることで
過剰な期待感を
相手に感じさせず
親密そうに
自分の領域に
踏み込まれることを
防いでいる
さらには
そうして嫌われることで
自分の毎日に潜む
ある種の
「後ろめたさ」 を
償おうとしている
孤独は好きではない
けれど孤立していたい
人間嫌いの
淋しがり屋は
昔から少しも
変わっていないな。
少し前まで
眠りに就くときには
このまま二度と
目が覚めなければいい
そう思っていた
最近では
別々の道を選んで
人生のある地点から
二度と
顔を合わせていない
いろいろな人に
夢で会いたいと
しきりに考える
けれど
それは自分が
相手との記憶を
辿ってみても
納得のいかない
あるいは
変えることのできない
数々のことを
夢によって
補償され
論理的に
正当化されることを
ただ
望んでいるに
過ぎない
そんな気がする。