時間に追われて
日の暮れかかる中
ファーストフードまで
少し走った
学校帰りの
高校生を見かけ
仕事に慣れない
若い店員を見かけ
その場にいるだけで
自分の過去の
あらゆる時代に
時間と記憶が
流れ込んでは消えた
たくさんの世代の
たくさんの人が
何らかの目的を持ち
毎日を生きている
そんな中
生存して
毎日を楽しむことだけに
必死で生きている僕は
これから
どこへ向かって
進むのだろう
状態として
「生きている」 ことと
自分の意志で
「生きる」 ことは、違う
身に染みるほどに
焦る気持ちを
僕は
氷と一緒に
噛み砕いた
「大丈夫、なんとかなる」
いつもの口癖が
今日もまた
空回りした。