日ごと募っていく
自己嫌悪と
自分を蝕む卑屈さに
病状の悪さを感じる
日曜の午後
窓の外からは
中学校の楽器に
サイレンと、遠く車の音
それから
西日の射す
窓を開け放した
この部屋の中には
僕、ひとり
年を追うごとに
刹那的に 「今」 を求め
夢、恋、未来
何もかもが
ガラスケースに並んだ
商品のように
「どうでもいいもの」 として
僕の目の前を
流れ去っていく日常
ただ、ひとつだけ
心を掴んで離さない
強い感情だけが残った
「淋しい」
それは、紛うことなく
僕もまた
ただの、一人の
人間であるという証。