Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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記事一覧

秘密

貴方が まだ知らない
私だけの 秘密があるよ
ただ愛しくて ただ嬉しくて
大切にしている 秘密が

少し前を歩く 背中
寝癖をつけて眠る 横顔
二人過ごしてきた 日々の中
私だけが 知ってる素顔

携帯の 壁紙には
私だけが知ってる 貴方がいる
隠し撮りなんて ねえ 言わないで
いちばんの 宝物にするから

貴方といた 今日までと
貴方と過ごす これからを
密やかに けれど 鮮やかに
切り取っては どんどん増える写真

恋心 溢れそうな夜には
こっそり 見つめさせてね
好きで好きで 涙が止まらない日は
愛しく 見つめさせてね

あのね ありがとう
いつも 傍に居てくれて。

Happy Birthday

眠りから 目覚めて
メールを 追う目に
一言 おめでとう
時間が 止まった

短くて 味気ない
不器用な メールが
いつもより 温かい
返信を惑う 指が震えた

私の命を 私より大切に
思ってくれる 貴方がいるから

私は 私を 大切にできる
拙い自分を 愛してゆける

心から ありがとう

伝えたい 返事を
綴っては 消しながら
貴方の 優しさに
恥じない答えを 一人探した

支えられて 生きる
その意味を 教えてくれた
貴方にも 伝えたい
生まれて きてくれて

私と 出会ってくれて
心から ありがとう。

粉雪

ゆらり舞う雪この肩に舞い降りて

     ひとり佇む道の行方に

イルミネーション

華やいだ 街角に
イルミネーションが 光る
今年も もう終わりだねと
優しく 貴方が笑う

クリスマスまでに 気持ち
伝えようと 思ってた
伝える勇気 逃したまま
甘えては 過ぎゆく冬

今年の終わりも 来年も
貴方は 居てくれるかな

不安に負けそうな 恋心を
宵闇がまた 責め詰る

華やいだ 街角は
恋人を 私たちを
柔らかな 煌めきの中へ
優しく 誘い込む

恋人じゃなくても いい
ただ貴方に 居て欲しい
そんな我が儘 見透かすように
貴方の 笑顔が揺れる

クリスマスが 終わるまで
次の冬が 巡るまで
恋心よ 挫けないで
とびきりの 笑顔に変われ

ただ貴方と 笑うために。

友達

友達に なろうよ
優しくて 静かな言葉が
恋に疲れた 私の胸に
じんわりと 染みた

二人の 時間は
重ねれば 重ねるほどに
ときめきよりも 多くの現実を
私に 教えた

いつから 貴方は
それに 気付いていたの?

小さく なっていく
恋心 隠し続けてきたのに

友達に なろうか
疲れ果ててしまった 恋は
友情という 強い絆に
人知れず 生まれ変わる

二人の これからは
重ねれば 重ねるほどに
恋していた頃の 何もかもを
懐かしく 語れる

ありがとう

大切な貴方の 答えが
「さよなら」 じゃなくて

本当に ありがとう。

舗道

歩き慣れた 舗道で
貴方がポツリ こぼした

当たり前の 事のように
私のことが 好きだと

戸惑いながら 私は
貴方の手を 強く握り

私も 好きだよと
小さく呟いた

自分を 愛すこと
自分を 許すこと

自分を 誉めること
真っ直ぐに 生きること

全部 貴方が
教えてくれた

偽りのない 言葉で
貴方がしてくれる 告白は

繰り返すたび 胸に広がって
私を 私にしてくれる

私も 好きだよ。

特別

例えば 私が
髪を少し 切ったとき
似合うねと 突然
言い出す貴方が 好き

例えば 私が
友達と 喧嘩した後
黙って 一部始終を
聴いてくれる貴方が 好き

きっと

私が貴方を どれほど
好きに なったとしても
貴方の 寛容にはとても
叶わない ことでしょう

貴方が私を 幾たび
許して くれたとしても
私は変わらず 貴方に
甘えて いるでしょう

未熟な私を 愛してくれて
ありがとう

小さな ただの私を

特別だと 言ってくれて
こんなにも 大切にしてくれて

ありがとう。

仲直り

あのね ごめんね
歩きながら 呟く
貴方の 横顔が
ゆっくり 俯く

言葉に 詰まって
私も ごめんね
二人とも 無口に
優しく 笑った

喧嘩した数だけ
仲直りしようね
いつの日か 交わした
約束 また果たせて

嬉しくて

あのね ありがとう
私を見て 微笑む
私も ありがとう
精一杯 答える

喧嘩をした 数だけ
少し 仲良くなる
いつまでも そんな
二人で 居たいね

いつまでも 大切に
絆 確かめて。

ありがとう

話しながら 歩く
貴方を 見ながら

あどけない 横顔を
心に 刻んだ

貴方が 私を
見つけてくれて

貴方が 私を
愛してくれて

そんな 私は貴方に
何ができるのかな

そんなことを
ぼんやり思ったら

どうしてだろう

とめどなく
涙が 溢れてきた

いつも いつも
私ばかり だね

ねえ ほんとうに
ありがとう。

片恋

貴方が 退屈そうに
欠伸をする そんな時
幸せなんて 思ってしまう
秘かな恋を 許してね

私が 意味も無く
貴方を見つめる そんな時
心に姿を 刻みつけている
秘かな恋を 許してね

貴方の 手に触れようと
人知れず 駆け引きをして
ドキドキして 止まらない
幼い片恋を 許してね

貴方が 眠りに落ちて
あどけない顔を みせる時
心に貴方を 刻みつけている
真剣な視線を 許してね

片想い ひとつ
恋心も ひとつ

いつまでも いつの日も
どんな 関係になっても
貴方を 想い続けてる
私の我が儘を 許してね

好きで 居させてね。

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