Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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無い物ねだり

眠れない僕にも
朝は平等に、残酷に

また訪れる

耳元で鳴る
弾き語りのバラードの

声の周波数に
甘く虚しく酔いながら

「ひとり」 に戻った
自分自身を持て余す

人はみんな
いつかは去ってゆくもの

本能的にそう感じている
冷淡な僕がいる

生きたまま別れてきたから

見限られたような
哀しみを覚えるのかな

「無い物ねだり」

何もかもがきっと
そうなんだろうな

今の僕には。

still alive

光の射さない
毎日の中で

僕は思い続ける
「ここにいるよ」 と

生きていることを
叫び続けなければ

途切れてしまう
この息も、イノチも

見えない波に流され
真実を失うときも

きっと、還ってくるんだと

それだけは
強く強く、信じている

眠りについたら
また目が覚めたなら

本当の僕に戻れる
いつだって

そう信じて
歩いてこれたから。

自信

明日を信じるということは
自分自身を信じること

自分を信じることができたなら
目の前にある幸せが見える。

矛盾する感情

どうして

お互いに
大切だと思っているのに

酷い言葉で
突き刺しあっているのだろう

どうして

同じ災害で
辛い思いをしたひと同士が

お互いを差別し
争っているのだろう

きっと

自分が傷ついていると
感じている以上に

相手は傷ついている

そう思うとき、僕は
なんて悲しいことを

しているのだろうと
泣きそうになってしまう

いつかまた

雑談の中の笑いじゃない
本当の笑いを

取り戻せるかな。

寒い部屋

夜中じゅう
家の近所の国道を走り回って

睡眠剤の苦味を
自虐的に楽しんで

ただ、ぼーっと

真っ白なコンクリートの壁に
もたれたまま

FMから漏れる誰かの声に
ときどき、気を引かれて

朝になった

連日のように続く
原発や震災関連のニュースも

「今頃そんなことを」 と
思うほどの暢気さで

呆れて気分が悪いので
聞く気にもなれないし

有り金は
持病の通院にかかる分以外

全部募金してしまったから
残高はゼロだ

もう、このコンクリートの箱に
悶々としているしかない

せめて話す相手でもいれば
電話でもかけるのに

なんて

完全に孤独になってから
気づいたところで

遅すぎる

昔はたくさんの人に
愛され、慕われていたけれど

それを頑なに拒絶し
冷酷に縁を切ってきたのは

臆病者の
僕自身なのだから。

灼熱と静寂

今日もまた
深い哀しみと怠惰の中

ゆっくりと時は過ぎた

「何かを壊す」ことでしか
新しい時間を始められない

そんな僕には

熱く溶けた鉄を頭からかぶるような
こんな痛みが相応しいのだろう

たくさんの人に
拒絶されて生きてきた

それは

僕自身が望んだ
静寂と孤独への軌跡だった。

春の憂鬱

花粉の季節とやらで

布団に入る頃になって
目が痒くなり

くしゃみを連発する

当然、眠れるはずもなく
思い切り鼻をかんでみるけれど

くしゃみは止まらない

目の痒みは
抗ヒスタミン剤の目薬で

何とか治まってきた

あとは鼻水
どうしたものかな。

セカイのどこか

夜がはじまる頃
重く目を覚まして、思う

ちょうど今頃
朝を迎えている国では

きっとみんな
活気に溢れているのだろう

動かないカラダを
無理やりに引き起こして

時計を
ぼんやりと見る

ああ
また、一日が

終わってしまった。

life goes on

挫折や、失敗や、別れにくじけることはないよ。
その経験はきっと、貴方を強く美しくするから。

own way

対人関係にしがみつく癖のある人は、対人関係で身を滅ぼす。

持ちつ持たれつの関係は、確かに温かく居心地の良いものだが、
最終的に人間は 「一人で」 生きている。

そのことを自覚していない人が、最近はたくさんいる。