僅かに
透き通った何かを
期待しては
真っ黒な
煙を味わう
真実は
誰にも分からない
それならば
曖昧さを
愛するべきだと
賢人の言葉を辿る
道化者
僕が
曖昧なものを
曖昧なままにしたなら
きっと、それは
カタチを失って
存在自体
無かったことのように
なってしまう気がする
真実が
見つからないならば
真実を
作ってしまえばいい
ただ、それだけのこと
本当のことなんて
人の数ほど
存在するのだから。
Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私
僅かに
透き通った何かを
期待しては
真っ黒な
煙を味わう
真実は
誰にも分からない
それならば
曖昧さを
愛するべきだと
賢人の言葉を辿る
道化者
僕が
曖昧なものを
曖昧なままにしたなら
きっと、それは
カタチを失って
存在自体
無かったことのように
なってしまう気がする
真実が
見つからないならば
真実を
作ってしまえばいい
ただ、それだけのこと
本当のことなんて
人の数ほど
存在するのだから。
小雨が降る中
朝食と夕食を
まとめて買い出しに
コンビニまで走った
こんなときは
車のほうがいい
屋根が付いている
けれど
毎回車庫入れは面倒だ
などと
考える間もなく到着
ごまだれ冷やし中華
おにぎり
焼きそばパン
ペプシドライを購入
目測で
1000円ちょうどを狙ったら
1001円になった
なんとも情けない
帰り際に
マンションのエレベータで
今日初めて
人と会話をした
とは言っても
お互いに
「ああ、すみません」
ただ、これだけだった
それでも、嬉しい
どうやら
昨夜、家を抜け出して
過食をしたらしく
吉野家で
豪勢に食べたレシートと
枕元には
チョコレートの空箱が
転がっていた
今日は
サッカーを観よう
雨の日は
このくらいが丁度いい
CRP、好酸球
検体屋さんで分析中。
空腹に弄ばれながら
コーラを流し込む午後
外は晴れているらしい
というのも、今日は
まだ窓の外を見ていない
机上の限られた面積を
じわじわと占有し始めた
空のペットボトルと
空き缶たち
空っぽになっても
そこに居てもいいと思う
僕も、いつか誰かに
そんな風に
思ってもらえるだろうか
何も持たないけれど
そばに居ていいんだ、と。
夜の街は風も強く
人影も車もまばらで
普段見ている昼の街より
ほんの少し、優しく見えた
僕は、コンビニで
飲み物を買ったあと
店の外に出て
しばらく空を眺めていた
こんなに暗い夜なのに
眠れないんだ
そんなことを思って
また、人気のない道を
ゆっくりと家路についた
街が眠るとき
僕は覚醒している
セカイが終わる時も
きっと僕は
高揚感の中、恍惚と
覚醒しているだろうな。
雨の中をコンビニまで
濡れながら走った
夕食を選ぶだけなら
「食べない」 という
選択肢もあったのに
雨に濡れたヘルメットと
カラダを引き摺って
マンションのエレベーター
壁に寄りかかってた
もしも、このセカイに
「愛されたい」 なんて
不埒な感情さえ無ければ
僕はどんな縁だって
愛おしく思えるはず、と
ウォッカベースのチューハイの
プルタブを引いては笑う
取り戻せない
過去を追いはしないけど
いつもより苦く感じた
隙間からこぼれ落ちる
僕の気持ちのように。
恋を失って悲しいのは
「愛してくれる人」 を失ったからか
「愛する対象」 を失ったからか
よく考えてみるべきだ
愛してくれる人ならば
少し探せば、どこにでもいるが
「この人を愛したい」 と思える人は
なかなか現れないのだから。
僕を閉じ込めた
白いコンクリートの箱に
乾いた苦笑いが響く
正午前の月曜日
誰もいなくても
天気さえ見えなくても
セカイは僕に突き刺さる
だから僕は
こびり付いた卑屈な感情を
洗い流す
生ぬるい
紙パックのジュースで
眠るしかないのに
眠れば忘れていられるのに
この頭に目に、耳に
腕に、脚に、心に、カラダに脳に
セカイが突き刺さる
今日もまた
いつものように。
眠れない僕にも
朝は平等に、残酷に
また訪れる
耳元で鳴る
弾き語りのバラードの
声の周波数に
甘く虚しく酔いながら
「ひとり」 に戻った
自分自身を持て余す
人はみんな
いつかは去ってゆくもの
本能的にそう感じている
冷淡な僕がいる
生きたまま別れてきたから
見限られたような
哀しみを覚えるのかな
「無い物ねだり」
何もかもがきっと
そうなんだろうな
今の僕には。
光の射さない
毎日の中で
僕は思い続ける
「ここにいるよ」 と
生きていることを
叫び続けなければ
途切れてしまう
この息も、イノチも
見えない波に流され
真実を失うときも
きっと、還ってくるんだと
それだけは
強く強く、信じている
眠りについたら
また目が覚めたなら
本当の僕に戻れる
いつだって
そう信じて
歩いてこれたから。