Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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記事一覧

木枯らし

今日は

ここ数日で
いちばんの寒さに

目を覚ました

東京では
木枯らし一号が

吹いたらしい

一気に起きなければ
夜まで寝てしまう

そう思った僕は
部屋着を飛ばして

いきなり
外出着に着替え

朝のクスリを飲むと
出かけることにした

バイクでの移動に
冬の風はこたえる

まだ十月なのに
この寒さだったら

真冬は
どうなるんだろう

そんなことを
考えたあたりで

毎年、毎年

同じことを考えている
自分に気付き

思わず苦笑した。

16時、起床

昨夜は眠れず

食べたら眠れるだろうと
松屋まで走って

カレーを食べて帰宅

未明から今の今まで
実に十二時間近くも

眠っていた

おかげで
倦怠感も少し取れて

「よく眠った」 と
久々に思ったのは

とてもいいのだけれど

この時間に起きて
バナナを囓って

さあ、活動しろと
言われたところで

どこへ行けば良いかも
まったく定まらないし

食べたいものより

消化しきれていない
胃の中のカレーが

気になっている始末

ベッドの上で
薄目を開けて見た

カーテンの向こうは
薄暗そうに見えた

日が短い

もうすぐ
大好きな冬が来る。

人生と恋愛

愛だの恋だのという感情は、

自分の心や生活に欠けている何かを
補うために抱いては絶対にいけない感情だと思う。

愛だとか恋だとかいうものは、

純粋にいまの自分を前へ前へと前進させていく
強い推進力として大切にしてこそ、

初めて人生において
その意義や価値を持つ体験だから。

少年が見た町

ずっと昔

新しい景色を
ひたすら追いかけて

帰れないくらい
遠い町まで

自転車で出かけた
幼い僕がいた

お腹が減っていて
通った道も分からず

それでも

生まれて初めて
この景色を見ている

そう思うだけで

家に帰れないことなど
問題にならないほど

満足していた

オトナになった今
あの頃の気持ちを

僕はどうすれば
取り戻せるのだろう

今日が
最高の日であるように

いつだって

それを目標にして
毎日を進んでいる

けれど
まだ何かが足りない

あの頃の感動を

もう一度
この心に、欲しい。

理解者

嫉妬だのヤキモチだの束縛だの、
そんなものは本当の恋でも愛でもない。

本当に愛したいなら、愛されたいなら、

細かいことに心を揺らさずに、
相手の一番の理解者になろうとする姿勢が大切だと思う。

こめかみ

微熱が続く
気怠い土曜日が

もうすぐ終わる

一日の終わりは
安堵と脱力が混じり

本来なら
「今日を生きた」 という

充実感がなければ
いけないところが

まったく感じられない

体調が悪ければ
気分は沈むし

気分が沈んでいれば
体調も悪くなる

きっと
そんなところだろう

季節の変わり目に
風邪を引く

一年中絶え間なく
風邪をもらう

風邪そのものは
もう諦めているけれど

せめて

この気怠い微熱を
なんとかして欲しいと

頭痛に痛む
こめかみを押さえながら

思った。

若干、浮上

先日
久々に躁転して

ゲーム機を買ったり
Wi-Fiルータを契約したり

あれこれと
忙しく動いたツケが

回ってきている

炭酸リチウム服用の
タイミングをずらす

という試みが
大失敗だったので

恐らくは

相当、血中濃度が
下がっていたのだろう

そろそろ
落ちてから一ヶ月

ウツも軽ければ

風邪でもひいたかと
思いながら過ごせるけれど

さすがに

一日座っていられない
というのでは

話にならない

今週は診察だけれど
話す内容もなく

「ウツですねえ」 と

お得意の台詞を
主治医の前で披露して

苦笑いを頂き
帰ってくるのだろう

それにしても
季節の変わり目は

何もかも
調子が狂って

まいってしまうな。

流れ去る日々

日ごと募っていく

自己嫌悪と
自分を蝕む卑屈さに

病状の悪さを感じる
日曜の午後

窓の外からは

中学校の楽器に
サイレンと、遠く車の音

それから

西日の射す
窓を開け放した

この部屋の中には
僕、ひとり

年を追うごとに
刹那的に 「今」 を求め

夢、恋、未来
何もかもが

ガラスケースに並んだ
商品のように

「どうでもいいもの」 として

僕の目の前を
流れ去っていく日常

ただ、ひとつだけ

心を掴んで離さない
強い感情だけが残った

「淋しい」

それは、紛うことなく
僕もまた

ただの、一人の
人間であるという証。

冬服

生暖かい風が
いつの間にか冷たくなり

朝の冷え込みが
一段と激しくなって

道を歩く人たちが

軽い上着を
羽織るようになった

学生たちは冬服

いよいよ
僕の好きな冬が来る

今年は
自然災害の多い年で

自然の持つ
荒々しい力強さを

これでもかというほど
体感してきた

けれど、僕は

音も無く静かに
透き通る雪を降らせる

静謐な自然も
このセカイにはあると

よく知っている

降り積もった雪に
一歩を踏み出すとき

僕は、希望を踏む

毎年、毎年
いつの日か僕が

本当のしあわせに
包まれる日まで。

孤立の願望

偽善というのが

何らかの
利己心によるものならば

偽悪というのは
必要に迫られて

演じなければ
いけなくなるものだと

それとなく感じた

圧倒的多数の
人々から見て

「感じが悪い」 と
評価されることで

過剰な期待感を
相手に感じさせず

親密そうに

自分の領域に
踏み込まれることを

防いでいる

さらには
そうして嫌われることで

自分の毎日に潜む
ある種の

「後ろめたさ」 を
償おうとしている

孤独は好きではない
けれど孤立していたい

人間嫌いの
淋しがり屋は

昔から少しも
変わっていないな。