Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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記事一覧

饒舌

調子が悪い時ほど
元気に振る舞う

寂しい時ほど
饒舌になる

子供の頃から
僕に刻まれた癖は

大人になった今も
変わらない

こうやって

何人もの人に支えられて
何人もの人を傷付けて

僕はどこまで
歩いていけるだろう

どれだけ
愛せるんだろう。

笑顔を運ぶ日

バレンタインで

にわかに活気づく
メディアを眺めていると

忙しく
あるいは退屈な日々には

こうした
ある種の 「イベント」 が

不可欠だと感じる

例えば、誰かが
僕に気持ちを

伝えてくれるなら

何千円もする
高級なチョコレートよりも

「好き」 という
ありきたりの一言を

丁寧に
言ってくれるだけでいい

そんなことを
思いながら

今年も、このお祭りが
たくさんのひとに

笑顔を運ぶことを
願った。

正直ということ

同じ、たった一人の人に
対する気持ちが

こんなにも
揺れ動くのならば

今まで、心の底から

真っ直ぐに
愛してきたと思う

何人もの人たちへの
その思いは

本物だったのだろうか

いつの日も
自分に正直であろうとして

その自分の心が

絶えず変化を続ける
曖昧なものだったとしたら

僕は、本当に
正直に生きていると

言い切れるだろうか

そんなことを
ぼんやり考えていたら

胸の奥を
焼かれるような

思いがした。

暖色

窓から差す光の色が
ゆっくりと

変わり始め

あまりの気怠さに
布団に潜り込んだまま

色温度を増す
カーテンを眺める

夜明けは
長く感じるけれど

夕暮れは
あっという間に

過ぎてしまう

こんなにも綺麗な
オレンジに

包まれるのに。

乾いたアスファルト

昨夜は雪が降り

今朝は
積もっていたと聞いて

窓から外を見てみると

雪どころか
雨さえ降っていないような

ただの風景が広がる

そう言えば
夢うつつに何か

雨かみぞれの
降るような音を聴いた

そうか
あれが積もったのか。

小さな回復

ゆっくり両目を閉じて
暫くして開けると

少しだけ
疲れが取れた気がする

どっぷりと
眠ってしまうのも

好きだけれど

こんな小さな回復を
こまめに入れるだけでも

随分と気分が違う

今度は
もっと長く目を閉じる

そのまま

ピアノの音色に
聴き入る

ああ、生きてる。

気のせい

ウツに潰されて
PCを掴んでベッドに入り

そのまま眠り込んで
目を覚まし

ごろごろしているのにも
疲れてきたので

這い出した

久しぶりの
野菜ジュースがおいしい

雨の音がしていたような
気がするけれど

気のせいだろうか
夢だろうか。

いつもの味

洗い物を終えると
自室に戻り

椅子の背もたれ
一杯にもたれて

「疲れた」 と呟いた

愛される難しさに
疲れたら

思う存分
誰かを愛すればいい

そんな生き方ができたら
どんなに楽だろう

紅茶は
いつもの味

そんなことに
安心している自分が

少し可笑しい。

起きるための理由

どうもここ数日
ウツっぽい

怪我の方は
良いとは言えないまでも

日々、着実に
回復しているし

暖房を入れれば
部屋は寒くない

「起きたくない理由」 が
何処にも見つからない

まどろみの中で
繰り返す悪夢にも飽きて

そろそろ
起きたほうがいいかな、と

ぼんやり思う

正午だから
いい区切りかな。

白と黒の間

ベッドに
仰向けに寝たまま

今日も携帯の光で
天井を色々な角度から

暫くの間
照らして眺めていた

一番美しいのは

グラデーションに映る
中間調の部分で

最も明るい部分でも
暗くて見えない部分でも

なかった

何もかもを
白と黒に分けたがる

今の僕には

全く見えていない
美しいものが

この世界や、人生の中には
あるような気がする

僅か一部の
人間関係を見て

一喜一憂するのは

余りにも
浅はかなことかも知れない。