椅子の背もたれを
何度も傾けながら
どの角度が一番心地よいか
考えていた
傾けすぎると
転倒してしまう
でも、全く傾けなければ
座り心地が悪い
きっといつか
最高の傾き加減を
見つける時が来る。
Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私
椅子の背もたれを
何度も傾けながら
どの角度が一番心地よいか
考えていた
傾けすぎると
転倒してしまう
でも、全く傾けなければ
座り心地が悪い
きっといつか
最高の傾き加減を
見つける時が来る。
またしても
風邪を引いてしまった
新しい風邪は
喉とアタマが酷く痛む
そこで
牛カルビ丼を食べて寝たら
風邪はすぐに治る、と
誰にでも話しているが
正しいのだろうか
とにかく養生しよう。
音楽を聴いていて
偶然、面白い遊びを見つけた
足下に置いてある
サブウーファーに
足の裏を密着させると
カラダに振動が伝わって
もの凄く楽しい
踊り出すほど楽しい
椅子に座って
ウーファーに足を置く姿勢が
癖になりそう。
机の前にクスリのシートを
駄菓子屋のように並べながら
これが無くなれば
僕は僕でなくなるんだろうか
そんなことを考えた
感情が誤作動する恐怖
記憶が飛んでしまう不快感
でもそんなことは
どうでもよくて
こんな錠剤よりも
ホットチョコのほうが
ずっと美味しい。
保険会社に電話をかけて
DMを一切止めてもらった
どれが新製品か分からないほど
次々に案内を送りつけ
こちらが破棄すれば
それは 「検討するつもりが無い」 という
意思表示なのに
先日のお手紙は
お読み頂けましたでしょうか、と
数日して、また DMが来る
正気の沙汰じゃない
とにかく止まって一安心。
影のある態度
ありのままの自分の姿
ひどく気分屋になる
ありのままの自分の姿
誰よりも優しくなろうとする
ありのままの自分の姿
全てを投げ出し終焉を望む
ありのままの自分の姿
あちこちで
笑いを取って回っている
ありのままの自分の姿
どれが本物だって構わない
行き着く先は同じ
僕の核だから。
おやすみ
閑散とした部屋の天井に
何度か話し掛けても
返事があるはずもなく
「おはよう」 や 「おやすみ」 を
交わせる人が居ることに
感謝してみる
得体の知れない孤独に
飲まれたら負け
目が覚めたら
笑っておはようを
言おう。
布団の隙間から
つま先を出して
外の気配を探る
ここは闇
見えないということは
何もないのと同じだから
暗闇が好き
本当に必要なものなんて
たかだか限られている
寝首、かかれそう。
気が付くと
椅子に座ったまま眠っていた
こんな風に
自然に寝てしまう時があるのに
どうして
クスリを山ほど飲んでも
眠れない時があるんだろう
謎。
ドタバタする自分に
見切りをつけ
真っ暗な部屋で
天井を見る
僕は、多くの人に
愛されている
その事実が有りながら
安い現実逃避など
したくない。