土曜日、正午頃
両親のやり合う声で
目を覚ます
眠気覚ましに
かき氷バーを口に押し込み
不在票の入っていた
運送会社に電話
一日が始まった
天気は暫く
優れないらしい
始まったばかりだけれど
一日寝ていたい。
Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私
土曜日、正午頃
両親のやり合う声で
目を覚ます
眠気覚ましに
かき氷バーを口に押し込み
不在票の入っていた
運送会社に電話
一日が始まった
天気は暫く
優れないらしい
始まったばかりだけれど
一日寝ていたい。
孤独感と喪失感に
押しつぶされそうになって
水を 2リットル
夢中で飲み干してしまった
もしも
地球が丸ごと無くなれば
誰も悲しませることなく
全てを
終わらせることができるのに
なんて
意味不明なことを
考えつつ
次のボトルを開ける
ロキソニンが切れてきた
喉が痛い。
とりあえず
書くところは作らないと
吐くところは作っておかないと
なんて
ネガティブな書き出し
それもこれも
全部、夏風邪のせい。
部屋の壁に時計を掛けた
アナログで秒針付き
音も聞こえる
一秒が過去になることが怖くて
時計を外してしまった日から
何年経っただろう
今は針が一秒を刻むのも
何だか悪くないと感じる
大好きな黒とシルバーの時計は
回り出した
これからこの時計は
何を見て、何を刻むのかな。
二日続けて
夕方から深夜までが睡眠
今日はカラダも
しんどかったので
昼前から昼寝をしたら
案の定
それほど眠らずに起床
疲れは
すっきりリセットされた
これでまた夜中というか
明け方に眠くなるリズムへ
何気なく誘導
ウツは寝るに限るか
眠剤の威力
恐るべし。
暑い暑いと
冷房をきかせる部屋も
ベッドに寝転ぶと
不思議と肌寒く感じる
眠剤が効くまで
何かと生きづらそうな将来や
行方の知れない人生を
ぐるぐると思い憂う
それまでのこと
笑える
目が覚めたらまた
いつもみたいに。
もう一度寝ようか
悩んだけれど
結局、ゲームをしていたら
朝になった
暑いので食欲はない
仕方なく
最中アイスでクスリを飲む
風情が足りない
団扇でも
あればいいのに。
喜びや、悲しみが
周りの人間に伝染するのなら
自信のなさや、怖れや
憎しみや、失望や迷いや、躊躇いも
同じように伝染すると
気付いた
でも自分には
その感染力に抗って
周りの人を
いつも笑わせているだけの
力が無い
何も言えず口を閉ざして
見ていることしか出来ない
つくづく
生きることは残酷だな。
駄目だ
どうやっても気分が晴れない
思い出すのは
昔のことばかりで
今の自分は
情けなくなるばかり
調子が良くて自信過剰で
好奇心旺盛で女ったらしで
節操が無くて
世間知らずで
楽しいことばかりを追いかけていて
本当にバカで
どうしようもない奴で
それでも
今よりずっと
たくさんの人に愛されていた
学生時代に戻りたい。
目が覚めた
首の回りの寝汗が不快で
シャツを脱ぎ捨て
しばらく天井を見ていたが
今日は行けるかと
起きあがってみた
昼食はコンビニ弁当に
ミニトマトと、キウイ半分
野菜だけが
「生きて」 いる感じがした
さて、寝るか起きるか
その前にクスリだ。