Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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甘く切なく

目が覚めると

食べきれないような量の
重箱

ウンザリしながら
とりあえず

一番大きい
伊勢海老を齧る

毎年
このお節料理というのは

耐えられない味だけれど

どういうわけか
みんな、旨い旨いと言って

食べているので
少し、造反してみた

サーティーワンの、ダブルサンデー
チョコミントにチョコチップ

ティラミスは売り切れ

それから
1.5リットルのコーラを 2本

お菓子売り場はパラダイス

メルティキスとか、カプリコとか
チョコパイも冬季限定らしい

これを一晩で食べるわけだ

食べきれるかな
ちょっと心配になってきた。

積木遊び

壊しては直し
崩しては積み直し

そうやっていつも
バランスを取る

バランスを取っているつもりが

一度壊したものは
二度と元には戻らない

小さい頃からそうだった

みんなで一生懸命に
作った砂山や

慎重に丁寧に
積み上げた積木を

「飽きた」 の一言で崩すのが
僕の役目だった

見失うほどに
はっきりと見える自分が

滑稽で可笑しい。

静寂の町へ

メールも着信もない年越し

山のようにお節料理を積まれても
ほとんどがキライな海産物で

渋々箸を動かしていたら
アタマが痛くなってきた

というわけで
チョコレートでも大量に

買い出しに行こう。

秘密のスイッチ

夕食をとり
暖房の効いた部屋にいると

睡魔が襲ってくる

暖房を切って
暫くゲームに興じていると

今度は目が覚めるけれど
欠伸は出っぱなし

冬というのは

この独特の眠気が良いとも
思うけれど

眠くて
何も手につかないようでは

困ってしまう

頭のどこかに
スイッチを付けておきたいな

「ねる」 とか 「おきる」 とか
書かれたやつ。

心に刺さるモノ

寝るのが怖い

眠剤を飲んでから
眠りに落ちていくまでの時間は

色々な煩わしさを忘れさせてくれる

でも、それと同時に
例えようのないほどの孤独感を

心の奥深くに打ち込まれるような
苦痛が襲う

今日を終わりにしたら
何もかもが終わりだと感じ

同時に、明日が来れば
また煩わしい生活があると感じ

板挟みになって
なかなか寝る決心が付かない

挙げ句、机に向かったまま
椅子で意識を失う

愚か者だな。

チョコチップ

目が覚めると祖父母が
母の看病と

色々な手伝いに
来てくれていた

昼食を済ませた後
少し家の周りを

チョコチップのアイス片手に
歩いてきた

どこもかしこも秋の色
これが雪に変わるのも

時間の問題だな。

未成年

言葉にできない
得体の知れない寂しさが

心に纏わりつく時間

僅かばかり
眠剤に安定剤を足して

微妙な脱力感の中
天井を見つめる

眠りに落ちるなら
もう目覚めたくない

何も憂えず
毎日笑って過ごした

未成年の頃が恋しい。

下向き

なんだか
今年の後半から

周りが慌ただしい

体調を崩す人
トラブルに巻き込まれる人

その他

大変な目に遭う人が
絶えないような気がする

自分もそのうちの一人か、と
勘ぐってみたり

「いいこと」 や
「悪いこと」 にも

リズムみたいなものが
あるのだろうか、と

悩んでみたり

早く、みんなが
笑える日が来て欲しいと

心から思う。

人間模様

外出先から
終電車に揺られていると

色々な人が目に付く

酔っぱらって歌う人
頻りに何かを語り合う中年たち

誰かの噂話をする女の子
眠り込んでしまった初老の男性

駅のアナウンスをする車掌さんの声も
くたびれていて

一日の終わりなんだ、と
実感する

いつでもこんな
人間臭い雰囲気の車内なら

いいのに。

ペシミスト

違う違うと
言ってはきたけれど

最近、僕は本物の
厭世家ではないかと

思い始めた

予定された
とてつもなく大きな

不幸が訪れる前に

焦る気持ちで一つでも
「いいこと」 を探す

この地球も、国も
生きている大多数の人々も

疎ましく感じられた時

どんな色の愛情に
溺れたらいいのだろう。