Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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小さな笑顔

弟一家が
関東へ帰って行った

たくさんの人の声が響く
賑やかな時間が

あっという間に

静かで何も無い
ごく平凡な日常に戻った

僕は甥っ子からは
友達だと思われているらしく

ただ、子供レベルになって
自動車を走らせたり

駒を回したり
彼を空中高く持ち上げたりして

遊んでいれば
良かったわけだけれど

弟夫婦は親として
叱ったり、世話をしたり

時には泣いた彼を
宥めたりしなければいけない

自分が食事をする暇もない

子供が欲しいと
何度も思った

自分の子供と遊べたら

どんなに楽しいかと
思ってきたけれど

ある程度の年齢までは
育児にとても手がかかる

大変なことなんだと
改めて、気付かされた

しかし

連日一日中遊び回って
泣いたり笑ったりして

まったく疲れた様子がない
甥っ子は

あの小さな身体の
どこにそんなエネルギーを

蓄えているんだろう。

pure communication

盆休みということで
弟一家が帰省してきた

1歳半になる甥っ子は
会うごとにどんどん成長して

前に会ったときは

敷居の段差で躓いては
大泣きしていたけれど

昨日は六畳間で
ビーチボールを蹴って

二人で大爆笑しながら
サッカーをできるほどの成長ぶり

夕食の席では

大人だけ
缶ビールで乾杯をすると

「んぱーい!」 と
何度も叫びながら

自分のお茶のコップを
僕に向かって突き出して

僕の飲みかけのビールと

何度も何度も
乾杯をするたびにご満悦

とても1歳半とは思えない

子供というのは何か
大人を引き寄せる力がある

そう思った

昨日、ハイハイで彼を
追いかけ回して遊んだら

気付かないうちに
自分の両膝が擦り剥けていた

それほど夢中になってしまう

本当に不思議で
理屈抜きに、楽しい

ただ一緒に寝転ぶだけで
身体を揺らしてみせるだけで

二人で声を立てて笑いあえる

これが
究極のコミュニケーションだ

きっと。

治療域突破

誰も出ない家電に
主治医からメッセージが

入っていた

クスリの血中濃度が
上がり過ぎているので

飲む量を少し減らしてくれ
ということらしい

ミリ数でいくと

一日三回を、二回に
減らす計算になる

つまり今日は
朝と昼の分を飲んだから

夜は飲まなくてもいい
ということだけれど

ついつい習慣で
テキパキとシートをちぎり

夜も
飲んでしまいそうな気がする

血液検査で
主治医から電話なんて

何年ぶりだろう

この夏は、猛暑と言い
何かとハプニングが

多い気がするな。

視聴予約

結局、昨夜も
徹夜になってしまい

朝方から
少し寝ようと思ったら

目が覚めたのは
夜の 9時

しかも

視聴予約していた
番組があり

テレビの電源が
突然入ったその音で

びっくりして
飛び起きるという

最悪の目覚め

それでも
きっちり番組は見て

夕食のパンをかじる

もう一回寝たいな
そんな気分が付きまとう

夏はいつでも
アンニュイな空気

明日も歯医者だ。

夏バテ

連日の酷暑にまいって
食欲が無くなり

とにかく冷たくて
喉越しの良いものばかり

食べている

とは言っても
素麺とか豆腐とかいった

風流なものではなくて

基本的に
アイスクリームと炭酸飲料

辛うじて菓子パン

不健康も甚だしいけれど
暑くて倒れるよりはいい

今のお気に入りは
「パリッテ」 と 「チョコバリ」

今日は
「BIGスイカバー」 に挑戦

苦手な夏の
数少ない楽しみのひとつに

なりそうな気がする。

data lost

サーバ移転のついでに

CMSを使った
統合的なサイトの構築を

試してみようと思い

色々なモジュールを
組み込んで試したら

何やら
余計に分かりにくくなって

管理が大変になるような
気がしてきたので

従来のままで
行くことに決めた

決めたまではいいが

バックアップから
ファイルを戻そうとして

何か勘違いをして
操作を誤ったらしく

このブログ関係の
記事とコメントのデータを

ロストしてしまった

通常のバックアップも
ミラーリングで行っていて

元ファイルが削除された時
同時に消されていたので

最後に手動で
バックアップをした 3月の

記事までを復元

これが仕事だったらと思うと
ぞっとするけれど

個人的に、4ヶ月分
書いたものを失うのも悲しい

2晩徹夜をして
さらに数日間いじっていた

少し躁転していた
かもしれない

作品集は
まったく壊れていない

それだけは、良かった。

自分への恐怖

頭痛
鳴り止まない耳鳴り

いつもの喋りすぎ

自分への恐怖
枕の上を転がる苦痛

涙。

度数を下げて

明日から
また、週が始まる

先週は
肝臓に負担をかける薬を

倍量に増やしたにも
かかわらず

毎日毎日
昼間から飲んだくれていた

酒が無ければ
食事もめんどくさい

酒さえあれば
いくらでも食べられる

そんな状態だった

今週は少し
健康な生活をしたい

家から出られなくなるだけ
かもしれないけれど。

一人の舗道

小雨の中を、病院まで歩いた

まだ風が強い
三寒四温どころではないこの春は

これから来る夏の元気さを
予感させるようだ

熱いコーヒーを飲みながら
待合室で時間をつぶし

昼食が待ちきれないような
主治医の診察を受けると

僕は薬局へと向かった

朝から

バナナしか食べていないお腹も
相当参ってきた

昼からワインでも流し込もうか

引きずる孤独も憂さも
ごまかせるかもしれない

徒歩で歩く一人の舗道は
淋しさが絡み付いて、痛い。

小さなスパイス

例えば
たった一つの電球が

部屋の色を
暖かなオレンジに変える

なければ 「ない」 で
済まされているようなことが

僕の人生を
ちょっとだけ、豊かにする

その 「ちょっと」 に

気づかないまま
何年も来てしまった。