Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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小さな笑顔

弟一家が
関東へ帰って行った

たくさんの人の声が響く
賑やかな時間が

あっという間に

静かで何も無い
ごく平凡な日常に戻った

僕は甥っ子からは
友達だと思われているらしく

ただ、子供レベルになって
自動車を走らせたり

駒を回したり
彼を空中高く持ち上げたりして

遊んでいれば
良かったわけだけれど

弟夫婦は親として
叱ったり、世話をしたり

時には泣いた彼を
宥めたりしなければいけない

自分が食事をする暇もない

子供が欲しいと
何度も思った

自分の子供と遊べたら

どんなに楽しいかと
思ってきたけれど

ある程度の年齢までは
育児にとても手がかかる

大変なことなんだと
改めて、気付かされた

しかし

連日一日中遊び回って
泣いたり笑ったりして

まったく疲れた様子がない
甥っ子は

あの小さな身体の
どこにそんなエネルギーを

蓄えているんだろう。

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