道化師は
人を
笑わせるのが楽しくて
道化をするのではなく
人生の
かなしみに揉まれ
擦り切れた自分を
少しでも笑わせるために
「下らない」 道化を
しているのだと、思う
生きていれば
色々なあだ名が付いた
見る人が違えば
僕がどんな人間なのかも
変わってしまうだろう
結局、行き着く所は
道化師でしかないように
僕は感じる
笑わせて、笑わせて
精一杯強がって
誰も知らない所で
ひっそりと泣く
そんな毎日でも
悪くないのではないか
笑っていて欲しい
僕以外のひとはみんな
ひとり残らず
笑っていて欲しい。