Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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信用のない口癖

友達が電話をくれた

ずいぶん心配をかけ
心配してもらい

話し込むうちに

僕を捕まえて離さなかった
不穏な緊張は

緩やかに
溶けていった

彼女との交友関係が
いつまで続くのだろう、と

また新しい
不安材料を作りながら

まったく損な病気だと
苦笑いする

半分ほどけた後ろ髪を
結び直しながら

ミネラルウォーターに
口を付けた

水の味は分かる
まだ僕は、大丈夫。

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