クスリとサプリを
ミネラルウォーターで
まとめて流し込むと
いつものように
見飽きた天井を見ながら
眠りに落ちるのを待つ
頭に浮かぶのは
周りのひとのことばかり
僕は何人に慕われ
何人に内心で疎まれ
何人にとって
どうでもいい存在なのだろう
自嘲気味に
「どうでもいい」 と呟くほど
切実に拘っている
寂しいな
やっと一人になれたのに
一人になんて
なりたく無かったのに
窓から差す
光のグラデーションに
ゆらゆらと佇む
コンクリートの壁が
今日も僕の意識を
静かに、優しく奪う
早く書かなければ
眠ってしまう前に
ただ一言
「寂しい」 と。