午前三時半
カラダから
じんわりと意識が流れ出す
それは
僕の心の毒を
吸いに吸って濁りきった
汚水のようで
ゆっくりと
この美しい星を
汚染している
何が起こったのか
何を食べたのか
そして何を思い
何を考えて何に感動したのか
人間不信と
自分への疑惑にまみれた
毎日の中
僕が生きたという証明は
自分の記憶しか無いというのに
薄い砂糖水のように
記憶もまた薄まるばかり
愛情が欲しいと
強く思う
偽善の押し売りや
自己満足ではない
まっさらな愛情が
真っ暗な
部屋の中にいるのに
白く見えるはずもない壁を
白いと錯覚している僕は
何を信じれば
安心できるのだろう。