Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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思い上がり

真っ暗な部屋で
ペットボトルを転がして

ベッドにもたれたまま

見えない秒針を
耳だけで探した

誰かの相談を
手当たり次第に受けては

ひとつ解決するたび
自分も軽くなれた、なんて

狂気じみた思い上がり

温い水が
泣き喚く胃に流れて

夜が明けそうだから
息が詰まって

現実とコンクリートの間で
押し潰された僕は

何処へ行けば
赦されるのだろう。

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