Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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生温い水

メールを打とうと
開きかけた携帯を

少し躊躇って閉じた

同時に

この説明のできない
理不尽な人恋しさが

母を失った余韻であると

僕は
認めざるを得なくなり

その直後

訳の分からない苛立たしさが
自分に向けて込み上げ

ペットボトルの水に
手を伸ばした

生きているものが
例外なく、必ず死ぬということを

納得できるまで
一体、何年かかるのだろう

その途方もない時間の長さと

いよいよ勢いを増した
孤独感を前にして

暗い部屋の中、一人
言葉を無くした。

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