SNSに復帰して
1年4ヶ月が過ぎた
僕の元を去った人の
幸せを心から願い
僕に心を開いてくれる人の
信頼に応えようと藻掻き
ほんの少しの不安と
多くの充実感が
じわじわと
心に染み込んでくる
去る人を旅立つ人と読み替えて
ただひたすらに幸を祈らん
昔、自ら詠んだその歌の
真意を自分に問う
僕は本当に
人の幸せを喜び
人の悲しみを
自分の悲しみとして
受け止める品性を
失ってはいないだろうか
一番信用できないのは
穢れた自分自身
そんな脆さが
あからさまに露呈する夜
「形の無いものが欲しい」
そう強く願った。