壁の時計に
ゆっくり目を移して
ああ
動いている、と
何かに安心して
視線を戻し
得体の知れない
焦燥感の中で
ゆっくりと
浅い息を吐く
昔と同じ速さで
動く秒針に
たくさんの人と
出会い
それぞれの人が
変わっていった
何も変わらないのは
僕だけのような
そんな気がして
焦る気持ちを
宥めようとするたび
現実は大きく
恐ろしいものに見えた
秒針の音は
乾いた質感で
心の奥に突き立つ
僕はどこまで
逃げ切れるだろう
あとどれくらい
笑えるだろう。
Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私
壁の時計に
ゆっくり目を移して
ああ
動いている、と
何かに安心して
視線を戻し
得体の知れない
焦燥感の中で
ゆっくりと
浅い息を吐く
昔と同じ速さで
動く秒針に
たくさんの人と
出会い
それぞれの人が
変わっていった
何も変わらないのは
僕だけのような
そんな気がして
焦る気持ちを
宥めようとするたび
現実は大きく
恐ろしいものに見えた
秒針の音は
乾いた質感で
心の奥に突き立つ
僕はどこまで
逃げ切れるだろう
あとどれくらい
笑えるだろう。