Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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前に進む意志

ある女性と出会い
チャットで話したのは

先月の暮れだった

彼女は
周りの人間関係に

引き込まれてしまう
自分自身を問題視し

僕は
それを解決しようと決めて

彼女に

自分の意志できめて
それに責任を持つ

ということを伝えた

最後に彼女と
二人で一度だけ

初対面だったけれど
会って話をした

彼女はもう
確固たる方向性を持ち

僕と、いわゆる
男女関係になることを

きっぱりと断った

それでいいんだと
僕は心底思ったし

その決断が、彼女の
これからの人生の中で

とてつもなく大きな
道しるべになるということも

僕を安心させた

僕は
彼女と会うまでの

会話の中で

彼女を好きになって
しまっていた部分もあり

優柔不断であったけれど

目の前で
強い力に引き込まれる

それまでの経験を
思い出しながら震え

俺のことを 「初対面」 だと
言い切った姿を見て

僕には、どこか

自分が無理を言って
彼女を誘っているような

訳の分からない
後ろめたさを感じると共に

これまで、電話などで
一緒にたくさんのことで

笑い会えた時間が

「何もなかったこと」 として
葬り去られてしまうのが

辛くて、辛くて

深夜、レストランで
ワインを飲みながら

涙が止まらなかった

初対面、なんかじゃないし
会ったから始まる

そんなものじゃない

ずっとずっと前から
僕は彼女の向かう方向を

見つめてきたんだ。

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