まるで
自分で創った傷口に
自分で塩を擦り込むような
誰のせいとも言えない
鈍い頭痛に苦笑いして
また
一日が暮れてゆく
食事はデザート
恋愛なら追想
すれ違いゆく人は
残り香が一番美しい
などと自嘲しては
今日もまた
去る者追わずよろしく
孤独感を深める
今までは
何かと比較的
持て囃されながら
生きてきて
そのぬるま湯を
セカイだと思っていたけれど
実際には
この口から
吐く言葉たったひとつで
人と永遠に絶交してゆく
そんな
生きづらい空間こそが
本当のセカイ
なのかもしれない
疎まれて、なお
笑える心が欲しい。