夕方の
ファーストフードで
空になったコーラの
ストローをすすりながら
思った
人生というものは
曲がりくねっているのが
本来の姿であって
真っ直ぐに生きようと
努力することは
美徳では
あるかもしれないけれど
真実とは言えない
それを知った上で
なお、真っ直ぐに
強引な程に
前へ前へ進もうとする
僕のような人間は
自分の
進んでいる方向に
つまり
自分自身に対する
信用を無くした瞬間
粉々に
砕け散ってしまうのでは
ないだろうか
生き方に
正しいも間違いも無い
なんていうのは
社交辞令であり
ただの詭弁であって
こう生きるのが
ベストだ、といえる姿勢が
きっとあるはず
倫理観なんて
もう、ウンザリだ。