月が変わって
今年もあと
残すところ二ヶ月になった
年が明ければ
母が死んで二年になる
僕は
相も変わらず、僕は
進む方向も分からず
時間とお金ばかりを消費して
父のお陰で
生活に困ることもなく
憂鬱な毎日を
遠くから眺めるようにして
社会の外側から
社会人になりすまし
「当たり前」 に生きる人々と
つながりを持っている
この時間を
清算する時は
いつか必ずやってくる
その時、僕は
どんな顔をすればいいだろう
どんな風に
これまで過ごした時間に
「理由」 を付ければ
いいのだろう
あれこれと
考え続ける日々に
不安になりながらも
安定剤をひたすら飲み下す
なんだか
「良い一年だったな」 と
自信を持って言えなくて
そんな自分が
もどかしくて、歯がゆくて
情けない。