Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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厭世の果て

酷い倦怠感の中にも

食事の時間は
いつも通りに訪れる

昨日、買ったまま
食べ残したハンバーガー

これは
まだ食べられるだろうか

そんなことを思いつつ
発泡酒に口を付ける

酒もクスリも

この世界に取り巻く
ありとあらゆる煩わしさや

空虚や、孤独や、哀しみを
消し去ってはくれない

隠れては現れ
現れては隠すゲームは

重苦しい厭世観の中
果てしなく続く

人生とは
緩やかに死に向かうこと

その意味を
少しずつ分かり始めている

自分がいま
誰よりも、何よりも

怖い。

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