Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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幸せという錯覚

メールの返信すら
来なくなった携帯電話を

ベッドに投げ捨てた

鳴らない電話に
用は無い

解放された空間と
完全に自由な時間が

僕の胸を焼いていく

人は
人とのつながり無くしては

生きられない動物か

そんなことはないだろう
無人島で暮らす人もいる

では、この孤立感や
疎外感や焦りは

どこから来るのだろう

「人と同じがいい」 という
考え方は昔から嫌いだった

表面を繕って
仲良くやりとりをして

その現実を
幸せと錯覚して

ぬか喜びするくらいなら

一人のまま
壁や天井や水と

向き合っているほうが
ずっといい

机の端に
忘れ去られたボールペンも

きっと同じことを
思っているんだろうな。

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