翼を失した鳥は
きっとその命が尽きるまで
再び大空を飛ぶ自分を
夢に見るだろう
僕もそんな気持ちで
色々な境遇の変化に
一喜一憂しては
「ねだって」 ばかりいた
けれど
前に進むためには
時として
大空を飛ぶという夢を
捨てなければいけない
時だってある
飛べなくなったけれど
僕はまだ走れるんだ、と
力強く思えるような
強い心が、欲しい
消えてしまいそうな
弱い自分と向き合いながら
毎日を格闘する
いくらかの酒と
安定剤に寄りかかりながら
それでも
生きる道を模索する
辛いのは自分だけじゃない
グラスの酒と
天井を交互に眺めながら
そう思えば思うほどに
涙が溢れた。