ふと
学生時代の
友人たちの消息を知りたくて
検索エンジンなどで
何人かのサイトなどを
一巡りして、閉じた
子供ができた人
結婚して新婚旅行に行く人
誰もが年相応に
変化してきているようだった
けれど僕の時は
退職願を出した
あの日で止まっている
幸せはねだるものではなく
勝ち取るもの
分かってはいるけれど
出来ない立場もある
無理な人種もいる
運命というものが
本当に働いているとしたら
僕は何年か後
また 「変わる」 のだろうか
変われるのだろうか
そんなことを
ゆっくりと考えながら
発泡酒の空き缶を
そっと机に置いた
時間が、足りない。