Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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不器用な愛し方

去っていく友人を
見送るたび

安心感を感じていた

欠陥だらけの性格と
コントロールのきかない病気で

もう、大切な人を
傷付けずに済むと思った

けれど

寂しがり屋な自分の
「本能」 のようなものが

音信が途絶するごとに

耐え難く、鋭い痛みを
心に打ち込んだ

僕は今日も
光らない携帯電話を

大事そうに手元に置いて

いつもと何も変わらず
紅茶に口を付ける

光ればいいのに

本当は失したい人なんて
一人もいないのに。

コメント一覧

ゆちご  2010年03月28日(日)00時46分 編集・削除

友人や知人と疎遠になるのは寂しいですよね。
歳をとるってそういうことなのかな。

nozomi  2010年03月28日(日)13時11分 編集・削除

>ゆちご

二十代後半から、結婚や育児などで
交友関係より家庭を優先する人が増えた気がします

それが 「年を取る」 ということなら、そうかもしれないけれど

そういった環境でもアクティブに友達付き合いをしている
方も実際にたくさんいますよね。