失くす痛みを
何度も繰り返し味わうから
新しいものを
手にいれるのが怖くなる
モノなら買い直しがきくけど
人はそうはいかない
失った人は
思い出という形でしか
残らないから
人に触れるのが
とてつもなく怖い。
Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私
失くす痛みを
何度も繰り返し味わうから
新しいものを
手にいれるのが怖くなる
モノなら買い直しがきくけど
人はそうはいかない
失った人は
思い出という形でしか
残らないから
人に触れるのが
とてつもなく怖い。
寝過ぎたら
カラダは休まるどころか
そこら中が痛くなった
心もきっと同じで
愛しすぎたり、憎みすぎたり
傍観しすぎたりすると
芯のほうからじわじわと
痛み出す
バランス感覚
そんなものがあったら
最初から
壊れてないだろうな。
ショパンのノクターンを聴いて
物憂い午後を過ごす
自分のしていることが
ただの 「無い物ねだり」 だと
自覚していても
自分だけが不当に
多くのモノを失っているような
錯覚に陥る日々
隣の学校には
昼休みの終わりを告げる
チャイムの音が響く
僕もどこかで
区切りをつけないと
自分が惨めになるだけで
そうと分かっていても
出来ない
自己嫌悪。
人生には
二つの時期がある
手に入れる時期と、失う時期
僕は若い頃
余りにも多くのモノを手にしてきた
そして今度は
まるで砂の城が崩れるように
一つずつ失う番だ
逃げ道なんて無い
強い波の前には、ただ無力で
崩れる城を眺めている
もう一人の僕の眼は
もう、色を失っている。
結局、手前に都合のいい所で
折り合いつけて絡み合ってる
人間なんてそんな生き物だろう
結局、こっちの都合も考えずに
無理難題を吹っかけてくる
自然なんてそんな生き物だろう。
また今日も
人が嫌いになった
また今日も
自分に対する歪んだ愛情で
自分を辛うじて保った
抜け出したい
抜け出せない
本当に必要な時
自分の傍には誰も居ない
分かってるよ
それくらい。
カラダが熱っぽいので
18度で冷房を入れてみる
冷水を浴びたようで
たしかに心持ちスッキリする
それも束の間
今度は寒くなる
考えれば
こんな感じの恋愛を
延々と繰り返している
最初に気付かなかったものに
気付いては
逃げ道、探して。
誰かが置いた小石に
うっかり躓いた旅人は
誰を恨めばいいんだろう
石ころだろうか
それとも
それを置いた
見知らぬ相手だろうか
それとも
ドジな自分自身だろうか。
紛い物ばかり
選んでいる
どうして
もっと人を選ばないのか
みんな
僕のことをそんな風に
思っているだろう
けれど
僕にとっては
紛い物でも宝物だったんだ
最悪の人でも
最愛だったんだ。