Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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ベッドとコンクリート

一日、携帯を握りしめて
真っ暗な部屋にいた

部屋の中に
どこにも居場所がなくて

一日ベッドの上にいた
食事も布団の上で食べた

母は時々
様子を見に来たが

黙ってドアを閉めて
出て行った

一度だけ
手を洗いに出た廊下は

寒かった

自分の部屋が
暑すぎたんだろう、きっと

空調の音さえも
耳について苦しいから。

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