Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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ストレートティー

予想通り僕は
夜遅くまで眠り続けた

目を覚まし

しばらくの間
横になっていた僕には

家の外に、中に

静かで
張り詰めた夜の空気が

漂っているように
感じられた

僕は
一杯の紅茶を飲み

今日
はじめて口にする

父の買ってくれた
パンを食べた

これから
一日が始まるのなら

今日の終わりは
いったいいつになるんだろう

そんなことを考えながら僕は

ただ黙々と
パンを口に運んだ。

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