Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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ただいま

食事から帰り

誰もいない
真っ暗な玄関で

「ただいま」 と
小さく呟く

もう三年近くも
父と二人で

生活してきたのに

こればかりは
いまでも苦手で

仕事をしていた頃

自分が
一人で暮らしていた

ということが

まるで夢のような
出来事に思える

孤独を知り

それを
上手に使えるのが

大人だとすれば

僕はまだ
成長が足りない

次々に
部屋の灯りをつけ

にわかに
生活感を帯びた家で

一人、そう思った。

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