Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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学生になる日

ずっと放置していた
免許の更新をするため

久々に電車で出かけた

お決まりになってしまった
眠い講習は

講師の男性の訛りを聴いて
どこの出身の方かと

考えてみたり

学生時代と
同じ作りの机と椅子と

前に座る
若い人の背中の近さに

学生時代を
思い出してみたり

肝心の講義には
集中できなかったけれど

常々思っているほど
退屈でもなかった

乗り慣れているはずの
各駅停車と快速は

初めて乗る
電車のように感じられて

それもまた
いい気分転換になった

明日からはまた
自室で過ごす日々

たまには
外の空気を吸うのも

大きな歩幅で
ゆっくり歩道を歩くのも

悪くない

車内アナウンスをする
女性の車掌さんの声に

時間は
確実に進んでいる、と

冷水を浴びたような
新鮮な何かが

僕の中を走り抜けた。

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