Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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移りゆくもの

目を覚ました深夜
真っ暗な部屋で

1.5リットルの
ペットボトルを抱えて

ベッドに腰を下ろした

「一日が始まる」 という
実感が掴めない

そんな気持ちだけが

静まり返った部屋に
ゆっくりと放たれては

消えていった

カーテン越しの窓が
朝の光で明るくなり

玄関のドアの音が
慌ただしく聞こえて

否応なしに
今日が走り出す

僕は

仰向けになって
脚を組んだまま

じわり、じわりと
忍び寄ってくる今日を

どうやり過ごすか
そればかりを考えていた

時計の針は速い
人のこころも。

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