多忙な友達の
忙殺の合間を割いてもらい
昨日、終電のあとから
久々に飲んで食べて
各駅停車に揺られながら
帰路に就いた
もう、ずっと
そのままにしてあった
CDを渡して
忙しいなりに
元気で、何故か懐かしい
彼女の笑顔を見られたので
お互いに疲れていて
お酒は進まなかったけれど
とても嬉しかった
電車に揺られる僕に
「雨の中遠くまでありがとう」 と
メールが届いたけれど
お礼を言いたいのは
僕の方だった
雨の日は億劫だけれど
誰かと歩く街は
一人で歩く道より
ずっと楽しくて
心が軽いものだと
僕に
気付かせてくれたから。