Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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晴れた坂道

ゆらゆらと

静かで暖かい
太陽の下を走った

信号待ちの
若い人たちが

笑い合うたびに

木の葉がいつもより
少し気怠そうに

揺れるたびに

僕は心から
満足してしまい

その平和な坂道を
惰性で下りながら

ヘルメットの中で
少しだけ、笑った

ああ、そうなんだ
生活しているんだ、と

そんなことさえ
忘れてしまうくらいの

穏やかな
優しい陽射しだった

夏は苦手だけれど
こんな町なら悪くない、と

ぼんやり、思った。

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