Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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暗夜の放心

眠剤を飲んで
横になっていたけれど

いつもの如く
あまりの効果の無さに

横になっているのも
だんだんと苦痛になって

いよいよ

居たたまれなくなって
勢いよく起き出し

カップ麺を
手当たり次第にふたつ

ペットボトル 2本
一気に空にしたところで

生きた心地がした

話し相手を探すにも
既に深夜、3時

僕は椅子に座ったまま

何とはなしに
好きな言葉を二三、呟く

そしてまた視線を
汚いスープへと移す

こんなものを食べたのか
と、少し自己嫌悪する

けれど、頭で思うほど

不本意なことをしたとも
特に思えない

要するに、どうでもいいのだ

僕が安定していたのは
恋人と呼べる誰かが

存在した期間だけ

関わるべき誰かのことを

優先順位を明確にして
考えていられた

比較的
恵まれた季節だけ

一人に戻れば
相も変わらず

今も昔も同じことを
繰り返している

こんな塩辛いスープ
誰が飲むんだろう

こんな不健康な夜食
何年続けているんだろう

「切ない」 とか
「侘びしい」 というのは

こんな気持ちの
ことなんだろうな。

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