母の血液検査の
結果が出た
期待とは逆に
前回より悪化している
主治医から話があると言われ
父と弟と三人で別室へ
血小板の数が
健康な人の 15分の1 を
下回っている
もう、いつどこから出血しても
おかしくないデータで
出血したら止まらないので
脳や内臓などで出血した場合は
駄目でしょう、とのこと
全体的に見ても
有り得ない数字なので
だいたい悪くなって駄目になる方は
同じような感じです
と告げられる
最後に
意識がなくなり呼吸が止まったら
本人が苦しむ延命措置は
しなくていいですか、と聞かれ
抗ガン剤投与も
今きついクスリを入れるのは
トドメを刺すようなものなので
もうしませんが、いいですかと聞かれ
「はい」 と答える
祖父母に説明する
休憩室で
父が説明をしていると
隣に座っている弟が
泣き出した
それでも
兄が一緒に泣いていては
いけない
母に不安を与えないように
普通に明るく振る舞うことが
たまらなく辛い
持っても来週、再来週
いつも通りの息子でいてあげたい。