Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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記憶の欠片

こんな時には

あの人の
あんな顔が似合うだろうか

平凡だけれど
目まぐるしい毎日の隙間に

無造作に挟まれた
栞のように

友達だった人の
恋をした人の

自分を慕ってくれた人の
仕草や口癖が

鮮やかに蘇ってくる

あの人が
今ここにいてくれたら

と思う時

その人はもう
僕の手の届かない

どこかにいる

全てを過去にしたのは
僕の咎

二度と戻れないことは
分かっていたのに。

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