新年を迎え
37歳の誕生日を前に
ひとり、自らに問う
自分の弱さを認めるため
怠惰な姿態を繕うため
ずっと被り続けてきた
偽悪者としての顔を捨て
これから僕は
どこへ向かっているのだろう
鳴り止まない耳鳴りと
鈍い頭痛のその奥に
真実は潜んでいる
真っ直ぐに生きること
憎まれても笑みを絶やさないこと
すべての人間関係と
自分自身を愛すること
そのすべてが叶う日は
まだまだ遠い先にある
回らない頭で
机上の空論を振り回す僕に
現実との対峙は
一切の猶予なく襲いかかる
逃げ場なんて無い
最初から、無いんだ。