Wish You A Happy Life
降り積もる 雪に未来を 踏む私


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本の感触

友達から
プレゼントしてもらった

二冊のエッセイのうち
一冊目を

サイドボードの
スタンドの明かりを頼りに

読み進める

紙媒体のほとんど無い
僕の部屋に

文庫本があるというだけで
なんだか嬉しくて

手に持った感触、重さ
紙の匂いを

しっかり確かめながら
少しずつ、読む

子供の頃、登下校の道で

歩きながら
小説を読んでいた

幼い僕が
懐かしく思い出される

ああ
こんな感じだった

ページのめくり方も

栞を本の裏側に
薬指で押さえて持つ癖も。

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