大切な人


貴方が 背中に回す
その両腕が 温かいから
貴方が 髪を撫でる
その掌が 優しいから

二人で ふざけて笑う
その瞬間が 幸せだから
貴方と 離れる間際
改札口が 淋しいから

私は想う どうして
こんな私を 好きだと
言ってくれるのかな

貴方は笑う 好きには
理由なんて無いと

私が居れば それでいいと

貴方が 寝息を立てる
その横顔が 柔らかいから
貴方が 寝ぼけて向ける
その眼差しが 愛しいから

貴方の 胸に耳を当て
命の音を 聴きながら思う
お願い だれより傍に
私を傍に 置いて欲しいと

私の 大切な人
どうかお願い 幸せでいて
私の 大切な人
どうか私を 心に刻んで