二人の日々
もしも貴方が 消えて
一人で空に 向かって
大きな声で その名を呼んで
罪のない涙を 流したら
もしも私が 消えて
貴方ひとりが 残って
それでも今と 変わらぬ日々が
ただ蕩々と 続いたら
幸せは ここにあるよと
それでも 夏空は光るかな
柔らかな手を 延べては笑う
二人の日々が 永遠になる
希望なら 許しなら
いつも貴方の言葉に 宿っていた
これ以上 何に甘えて
私は貴方を 汚すのだろう
安らぎも 温もりも
与えられるままに 手にしてきた
これ以上 何を求めて
私は私を 汚すのだろう
ふらり笑う 青い空に
二人歩く 夏の午後に