寝顔
眠る貴方の 肩にもたれて
貴方が好きな 歌を口ずさむ
見たことのない 違う天井
二人だけの 穏やかな時間
はぐれてしまう ことが怖くて
いつも不安で 困らせたけど
貴方は少しだけ 困った顔をして
優しく髪を 撫でてくれたね
ねえ もう何も言わなくていいよ
こうして 貴方の隣に居るだけで
貴方の 温かい優しさが
私の心に 満たされるから
隣で眠る 貴方の横顔
初めて見せてくれた 貴方の弱さ
まだまだ貴方を 知らない私を
息もできない程の 恋心が責める
眠る貴方の 寝息に合わせて
貴方が好きな 歌を口ずさむ
貴方の 大切なものすべてを
私も 大切にしたいから
きっと いつの日か
無口な 貴方の思っていることを
誰よりも どんな人よりも
「一番分かっているよ」 と
胸を張って 伝えられる
私に なりたい