突然


透明な 光が差す
海岸を 二人で歩いた
無口な貴方と ゆっくり
空気を 吸い込みながら

伸ばした 指の先に
ふと届いた 左腕は
少しだけ 震えて揺れてた
私を 戒めるように

もしも 謝りたい事があるなら
その数だけ 笑ってみせてね

貴方の言葉が 突然
心を 叩いて 痛くて

涙を拭った

透明な 光が差す
砂の上を 貴方と歩いた
無口な貴方と 優しい
笑い声を 交わしながら