幻想平原


揺れる影 光集める
長い夜の 終わりを告げて

泣いたのは 昨日の夜の夢
諦めと 希望の
狭間に 生まれた景色

穏やかに 月は消えゆき
何も変わらない
日々をゆく

足下に転がる 夢たち
静かに 私を見つめ
笑いかけても 気づかず

時は優しく過ぎても
貴方だけ 見えない

静かに 歩み出す
この道の 先々で
思い出になった 記憶の欠片が
道標に なるだろう

合わせた 手のひらに
掴めずに こぼれ出す
祈りの 言葉のすべてが
貴方を 守ってゆくように