燃えゆく街
二人で最後に見た街は
夕焼けに 紅く焼け堕ちて
貴方が時折 顔を伏せる
その熱い 情熱と想いに
逢いたくて ずっと待っていた
貴方が そう嘘を吐く間に
つま先で蹴った 小石の影が
綺麗な色で空に消えた
もっと美しく燃やして 私の愛を
切なくかき乱して 貴方の恋を
二度とない この時間は
他の誰でもない 私と貴方のもの
燃えゆく街 眺めて
他愛なく 笑い声が響いてる
私はどこまで 二人で歩いた日々を
裏切り続けたら 許せるの
燃えゆく街 見下ろす
ビルから 恋の破片が飛び散る
二人がひそかに 終幕を告げる
その瞬間を 紅く染めて
今 二人を街の色に染めて