冬空


一杯に開けた 窓から
あの日と同じ 風が舞い込んで
忘れていたつもりの 恋が
心を掠めて 涙溢れる

貴方は 元気でいるかな
低い空を眺めながら 不安になる
苦しみを知ることさえ 今は
幸せなんだと 気付いた

貴方と離れて 誰かを愛し
誰かに愛され 覚えた何もかもを

もし あの日携えていたなら
恋は 二人を繋いだかな

温かいね まだ覚えてる
貴方が差し出した 腕の温度
冬の空が 私の胸を揺らす
幸せな日々を 思い出して

冬の空が 私の胸を射抜く
幸せそうな 貴方を思い出して